【Profile】
青山 裕企(あおやま・ゆうき)
写真家(Mr.Portrait)
1978年 愛知県名古屋市生まれ。筑波大学人間学類心理学専攻卒業
2007年 キヤノン写真新世紀優秀賞受賞
現在、東京都在住
作品に『ソラリーマン』『スクールガール・コンプレックス』などがあり、
吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、
時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当している。
今までに約10年で、70冊以上の書籍を刊行。
2016年より、ユカイハンズパブリッシング設立。
【Comment】
今から10年前、2009年に私は初めて自分の写真集『ソラリーマン』を出版することができました。
なかなか企画が通らなかったり、通ってからも、何もかもが初めての経験で、とても大変だったけれど、
一冊目の写真集を(全力で、妥協なく)出版することができたからこそ、今があります。
誰でも手軽に、本を自力で作れる時代になりました。
ですが、きちんと自分の写真などをまとめて、出版社に持ち込んだり応募したうえで、
編集や営業や、いろんな人たちと一緒に本を作って、ひとりでも多くの人たちのもとへ届けることこそ、
「本づくり」だと、私は思います。
楽しい「本づくり」を!
皆さんも、一歩。踏み出してみませんか。
誰でも手軽に写真集が(自力で)作れる時代だからこそ、きちんとポートフォリオを作って、出版社に持ち込んで、商業出版の世界で出すことに挑戦してほしい。
【Profile】
谷 郁雄(たに・いくお)
詩人(Mr.Poet)
1955年 三重県生まれ。同志社大学文学部英文学科中退。大学在学中から詩作を始める。
1990年『死の色も少しだけ』で詩人デビュー。
写真家とのコラボレーション詩集も数多く刊行されている。
作品は、合唱曲『出来そこないの天使たち』になったり、「どこにもない木」が中学校の教科書の巻頭詩として掲載されたりしている。(写真出版.comブログ「詩人から見た写真(谷郁雄)」ページhttp://urx.blue/Vrxg)
詩集に『愛の詩集』、『透明人間・再出発』、『バナナタニ園』(http://poempiece.com/books/775)、
『大切なことは小さな字で書いてある』(https://poempiece.com/books/1996)ほか多数。
【Comment】
新しい時代にふさわしい、新鮮な感性と目と野心をもった写真家の登場に期待しています。
ぼく自身、はじめて自分の詩集を出版したときのワクワクするような熱い気持ちを昨日のことのように覚えています。
そこがすべての出発点、スタートラインでした。
書店に自分の詩集が並んだときの喜びは格別なものでした。
写真に限らず、表現者の道へと一歩踏み出したいなら、ときには無謀なチャレンジも必要になると思います。
その一歩を勇気をもって踏み出せる人だけが、その先にある風景を見ることができるのだと思います。