写真出版.com
2019/02/19
写真出版賞では、既成の枠にとらわれず、作品を募集しています、
斬新な、あるいは刺激的な、楽しい、面白い、美しい、ためになる、など、人の心を動かす作品を待望します。
自由な写真表現、写真を使った本のスタイルで世に問う表現を追い求めてください!
応募に際しての「コツ」を2回に分けて掲載しますの。参考にしていただければ幸いです。
1 どんな作品を求めているか。
出版したい写真作品。写真を使用したヴィジュアルを重視したドキュメンタリー・文芸作品など。動物写真や、珍しい写真、見て楽しい、癒やされる作品、歴史・紀行ものや、テーマを決めて伝えたい作品などなんでもOKです。本にしたときをイメージして順序を指定し、キャプション(説明文)、掲載したい情報も添えてください。
2 入賞するにはどうしたらいい?
提携出版社が、出版したくなるようなものが有利です。出版社は本を販売することで継続的な活動をしていくため、作品に普遍性は読者にたいする配慮が必要かと思います。
3 作品のセレクトはどのようにしたらいいか
本を作るときに載せたい作品を、サイズを揃えてコピーし、ばらばらにならないよう綴じるといいでしょう。実際に本を作るときには、編集段階で、様々な工夫をしたり、著者の要望も取り入れていきますので、応募時点では完全に完成させるより、一番表現したいものが伝わるように、絞り込むとよいでしょう。どんな本にしたいかを添え書きすることも、応募者の意志が伝わるため、とても有効です。
4 言葉や文章は添えたほうがいいか
はい。添えたほうが応募者の表現意図が伝わり、写真の鑑賞の手助けになるので、審査時に深く読み込むことができます。
5 応募原稿のまとめ方、送り方
必ず写真に分かるように順序を入れてください。B5〜B4判程度の大きさにコピーして掲載したい順序どおりに並べて、文章やキャプションも挟み込か、書き入れるといいでしょう。ページを繰りながら審査します。コピーの品質が悪くても、審査にはあまり影響しません。心配な場合は、高品質なプリントをクオリティの見本として1枚添えてください。
PDFデータで応募する場合は、連続して見やすいように1つのファイルにし、指定のファイル便でお送りください。応募後に受け取り確認が出来なかった場合はメールなどで連絡をすることをおすすめします。
6 出版になる場合
応募作品が出版になる場合は、打ち合わせを経て(面談、またはskypeなど)、出版契約をすることになります。その際に詳細を出版社と合意することになります。写真の入れ替えや文章やタイトルの変更も可能ですので、ご応募は、安心して、その時点の最高のものを出していただければ大丈夫です。
7 どのジャンルに応募したらいいか
写真出版賞は、3つの部門で受け付けています。それぞれの部門について少し詳しく解説します。
【ドキュメンタリー部門】世に問いたい、伝えたい作品。写真+文章(またはキャプション)。
→報道や評伝、冒険や寄稿文はこの分野です。写真と文章の組み合わせで伝えてください。写真原稿と文章のプリントを別にして綴じてもOKです。
2 アート部門:芸術表現としての写真(風景・抽象・ポートレート等を含む)→芸術表現や、写真表現の技術などもこの分野です。額に入って販売できるようなものをまとめたもの、写真によるデザインブックの企画などもこの分野です。
3 エンターテインメント部門:見て楽しい、アッというような娯楽要素がある写真→動物や奇抜な面白いもの、コンセプチャルな企画ものなどはこのジャンルです。多く人が生活の中で楽しめる写真をご応募ください。
(第2回に続く)