「ヴィジュアルガイド・ドキュメンタリー部門」「アート・デザイン部門」「エンターテインメント部門」の3部門で応募を受け付けた「第2回写真出版賞」(2019年9月10日締切り)は、9月19日に一次審査、9月26日に特別審査員 青山裕企さんを迎え最終審査会を行ない、下記の通り受賞作を決定しました。
大賞受賞作品と <青山裕企賞> 特別審査員賞受賞作品および契約が成立した作品は提携出版社により出版されます。
~【特別審査員】青山裕企~
1978年 愛知県名古屋市生まれ。筑波大学人間学類心理学専攻卒業
2007年 キヤノン写真新世紀優秀賞受賞
現在、東京都在住
作品に『ソラリーマン』『スクールガール・コンプレックス』などがあり、
吉高由里子・指原莉乃・生駒里奈・オリエンタルラジオなど、
時代のアイコンとなる女優・アイドル・タレントの写真集の撮影を担当している。
今までに約10年で、70冊以上の書籍を刊行。
2016年より、ユカイハンズパブリッシング設立。
URL:http://yukiao.jp/
まず、どの部門でも言えることですが、応募枚数が20~100枚ということなので、100枚とまではいかなくても20枚ギリギリという提出の仕方が気になりました。
たくさん撮影するのは大変かもしれませんが、ちょっと良いかも、、、と思った作品でも、枚数が少ないとそれ以上判断しようがありません。
この度の審査会でも、もっと多くの写真を見て、判断したい作品もありました。
自分の中のとっておきの20枚を厳選しているかもしれませんが、必ずしも自分が良いと思った20枚がベストの20枚とは限りません。
提出されていない作品のなかにこそ、思わぬお宝が隠れている可能性もあります。
そのため、枚数はできるだけ多く提出することをおすすめします!!
また、写真と一緒に言葉が添えられている作品がいくつかありました。
一つ一つの写真に、文章を添える作業は大変だとは思いますが、中には自らの“写真の力”に自信がなく、文章で補っている印象を受ける作品もありました。 文章だけでなく、デザインや製本などもそうです。
「こういう本を作成したい!」というイメージを伝えることも大切ですが、審査員はプロの編集者や写真家などです。
純粋に写真だけで勝負しても問題ないと思います。
言葉をつける場合も、あまりにも文章が長すぎると冗長的になりすぎる傾向にありますので、できるだけ写真をより引き立たせることを意識して欲しいです。
次回も皆さまの傑作・力作・自信作を拝見できますことを、楽しみにしております。(青山裕企)
【賞】
「大賞」(合計1名):受賞作の出版化、盾、賞状、賞金20万円
「<青山裕企賞>特別審査員賞」(合計1名):賞状、賞金3万円
「最優秀賞」(合計4名):賞状、賞金3万円
「優秀賞」(合計10名):賞状、賞金1万円
「奨励賞」(合計2名):賞状
■大賞 兼 <青山裕企賞>特別審査員賞(全部門から選出) 1作品
作品名「have fun」 作者:鈡宝妹 中国
■ヴィジュアルガイド・ドキュメンタリー部門
●最優秀賞 2作品
作品名「Journal Mongolie(モンゴル日記)」 作者:Ikuko 京都府
作品名「おさんぽエチオピア」 作者:蒲田有希 東京都
●優秀賞 4作品
作品名「ココライフ」 作者:shimanamilife 愛媛県
作品名「Class Rooms 子どもとしての時を過ごす場所」 作者:清水匡 千葉県
作品名「Kong Tong 混沌香港録」 作者:関口匠 東京都
作品名「日々、季節」 作者:中里恵深 埼玉県
●奨励賞 0作品
該当者なし
■アート・デザイン部門
●最優秀賞 1作品
作品名「Salar De Uyuni」 作者:ヒロセ モトヒロ 大阪府
●優秀賞 4作品
作品名「フラワーズ」 作者:shimanamilife 愛媛県
作品名「都市を泳ぐ」 作者:関口匠 東京都
作品名「光と波」 作者:洪十六 東京都
作品名「ALIVE」 作者:NANA
●奨励賞 2作品
作品名「の中のわたし」 作者:Ikuko 京都府
作品名「プレイアローン」 作者:Rinda 徳島県
■エンターテインメント部門
●最優秀賞 1作品
作品名「light/a morment」 作者:阪井壱成 東京都
●優秀賞 2作品
作品名「ビビの花空授業」 作者:美々野ゆめさ 滋賀県
作品名「コメツキガニの生活」 作者:中村ひろ子 千葉県
●奨励賞 0作品
該当者なし
※掲載している画像は、画質が荒いものもございますが、原稿データではなく応募作品をスキャンしたものになりますのでご容赦くださいませ。